よく肩こりの患者さんとお話をする中で、
「気が付くと肘周りを自分でつらくなって揉んでいる。」
なんていう方が多いです。(気づいていなくても触っているということも結構あります。)
そういう方の場合は肩こりが肩まわりだけの問題ではなくて、
指や腕の筋肉の緊張や、そもそも腕のねじれなどからくる肩こりの可能性も高いです。
肩こりや頭痛は肩周りだけが原因とは限らない
なぜ肘周りを揉みたくなるのでしょうか?
それは単純に指先を多く動かしたりすると、
指先の筋肉と腱(いわゆるスジと皆さんが言うもの)は、
5本あり、その5本の筋肉と腱が集中して1点に集まる場所が肘の内側と外側にそれぞれあるためです。
実際には外側のほうが気になる方が多いです。
なので肘の外側をよく揉みたくなったり、触ったりしたくなりませんか?
そして腕や指がねじれたまま伸び縮みを繰り返している時間が長いと
肘周りに違和感やつらさが出やすくなります。
肩こり・頭痛へのサイン?
肘周りが気になるときは腕への負担に大分無理がかかってきている状態ですので、
肩こりや頭痛が出る手前のサインだったりもします。
指がねじれる>>>腕がねじれる>>>肩がねじれる>>>首もねじれる
となると肩や背中、首が張ってくるようになります。
肩こりの方で腕が張っていない人は非常に少ないです。
ほとんどの人が指周りや肘周りを軽く触るだけでも飛び上がる人が多いです。
それだけ普段、指や腕にも負担をかけているということなんですね。
肘を揉みたくなったらどうする?
肘を揉みたくなったり触りたくなった場合は、
それだけ腕や指周りに負担がかかっているということなので、
腕の緊張を緩めることも大事です。
方法としてはストレッチをする、もしくはツボをうまく利用して緩める。
なんていうのがおすすめです。
それによって肩こりが解消されることもとても多くあります。
そして肩こりや頭痛が未然に防げるというメリットもあります。
ストレッチで腕を緩める場合
ストレッチによって腕の緊張を緩めたい場合は、
このようにして壁に手をついて、肘を曲げるのが比較的簡単です。
実際にやってみると・・・
ここから
こう!
どうですか?手をしっかりと壁につけたまま、肘を曲げられますか?
意外とアレ?曲がらないという方は多いのではないでしょうか?
実際、腕の筋肉の緊張が強すぎる人の場合・・・
あれ?そんなに肘が曲がりませんという人が多いですが、
伸びている感じがあれば十分ですので、
無理に力をいれて伸ばしたりはしないようにしましょう。
無理に行うと筋肉の繊維を痛めて、より腕が痛くなることがあります。
ツボを効果的に使う場合
指まわりのツボでは意外とメジャーなところですが、合谷とよばれるツボがあります。
親指と人差し指の間にあり、合谷をうまく刺激できると、指の疲れだけでなく、リラックス効果もあるため、
おすすめです!
刺激する際はストレッチと同じく、あまり強くやりすぎたり、
グリグリやったりすると筋肉の繊維を痛めてしまい、
かえって後で痛くなってしまうこともあるので、
少し押していて効いてるなぁ~♪
もしくは気持ちいいなぁ♪
と思う程度の刺激が適量です。
場所はこちら
手の甲側と手のひら側でサンドイッチしてあげると、比較的やりやすいです。
まとめ
気が付くと肘まわりを触っていたり、揉んでいたりする人の場合は、
肩や首の緊張も強いことが多いのですが、指や腕周りの緊張によって、
肩こりやが出ている場合は多く、
自分では意外と気づいていない人が多いです。
是非ご自身でも少しストレッチやツボの刺激をしてみてもらうと
それだけでも肩こりを解消したり、頭痛を抑えることも出来るので、
是非試してみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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