とある新患さんのお話し
「手首がこれ以上曲げられないんです・・・」
手のしびれも時々強く出ます。
という状態でした。
手首が3歳のころに負った大きな負傷によって手術をして以来、
曲げられないという患者さんがいらっしゃいました。大きな手術痕もありました。
10代の頃からいろいろなマッサージ、治療院、整骨院、病院、整体、鍼灸院に行き、
リハビリも3年やりましたとおっしゃっていました。
実際にケガをしてもリハビリまでしっかりとこなす方は少ないため、
この患者さんはとても真面目で素晴らしい方です!
リハビリや身体のメンテナンスは何十年と身体を使う人間にとって、とても大事なものだと思います。
実際にみてみると手首が指を開くと曲げられないという症状でした。
30年以上も曲げられなかったものを曲げられるようにするのは、
相当難しい場合が多いです。
こういう場合は首に原因があると思うのが普通なのですが・・・
検査をしてみると、確かにほとんど曲げられない状態だったのですが・・・
とある腕の1点の部分を触って動かしてみたところ・・・
「あれ?曲がります!」
!?
まさかと思ってしまったのですが、曲がりました!
30年以上も曲がらなかったのに!?
これには患者さん本人も相当驚いていました。
(私も驚きました、笑)
そしてそれと共にとても嬉しかったです!
やはり患者さんが笑顔になってもらえること、
これは本当に治療家をやっていて良かったと思う瞬間です。
まさに
木を見て森を見ず
のことわざ通りなのですが、人の身体は十人十色であり、人によって違います。
そして治療をする側の人間も全体を見ることがとても大事で、
いろいろな角度から考えることの重要さを改めて実感しました。
首が痛いので首だけをみる、
肩が痛いので肩だけをみる、
腰が痛いので腰だけに原因がある。
ということに縛られてしまうと、
大事なものを見逃してしまうものなのだなと感じました。
今回のように身体の悩みで困っている方の笑顔をもっとたくさん見れるようになるためにも
日々精進し、勉強し続けること、視野を広げて物事をとらえることの大切さを実感した今日この頃でした。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」
という某有名バスケット漫画の先生の名台詞が、ふとバスケットマンだった私の頭に浮かびました、笑
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