本日は、手や足の「しびれ」や「長引く痛み」について、患者さんからよくいただく「これって、ストレスが原因なのでしょうか?」というご質問にお答えしていきます。
最初から結論を言ってしまうと、 「はい、ストレスの影響は大きく受けます」というのが答えです。
しかし、「ストレスが原因=気のせい」ということでは決してありません。 そこには、お身体の中で起きている明確なロジック(仕組み)が存在します。今回は、その謎を紐解いていきましょう。
この記事のまとめ
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ストレス(精神的・身体的)は自律神経を乱し、血管を収縮させるため「しびれ」や「痛み」の明確な原因になります。
- 痛みがさらなる不安とストレスを生む「悪循環」に陥ると、気持ちだけでリラックスするのは困難です。
- 当院では、神経が過敏になっている患部(痛い場所)には直接触れず、手足のツボを使ってアプローチします。
- 鍼の刺激で血管を拡張させ、全身の気血を巡らせることで、ストレスに負けない体づくりをサポートします。
なぜストレスで体が痛む?自律神経と血流のロジック
私たちが日常で受けるストレスは、大きく2つに分けられます。
- 身体的ストレス: 体の使いすぎや不良姿勢など、肉体的な負担が長く続いている状態。
- 精神的ストレス: 仕事や人間関係の悩み、不安、感情の抑え込みなどによる心の負担。
一般的に「ストレス」というと後者をイメージしがちですが、実はこの2つは密接に絡み合っています。
精神的なストレスを感じると、体は戦闘モードである「交感神経」が優位になります。すると、血管がギュッと収縮して全身の血流が低下します。 血流が低下すると、神経に十分な酸素や栄養が届かなくなり、結果として「しびれ」や「痛み」という異常サインを出しやすくなるのです。
「痛みがストレスを生む」悪循環の罠
当院の臨床でも非常に多いのが、「体の痛みが、さらに精神的ストレスを生んでいる」というケースです。
「あー、今日も朝から肩が痛いし、しびれている…」 「いつになったらこのしびれは治るんだろう…」
このように、長引く身体的ストレス(痛み・しびれ)が不安を呼び、精神的ストレスを生み出します。その不安がさらに交感神経を緊張させ、血流を悪化させて痛みを増幅させる……まさに「痛みの悪循環」です。
この状態に陥ると、気持ちだけをリラックスさせようとしても、なかなか上手くいきません。
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マッサージで治らない理由と当院の鍼灸アプローチ
では、この悪循環をどうやって断ち切れば良いのでしょうか?
痛みやしびれが出ている時、その患部(痛い場所)の神経は非常に過敏になっています。そこに強いマッサージや無理なストレッチなどの物理的刺激を加えると、体は「攻撃された!」と勘違いし、さらに防御反応を働かせて緊張を強めてしまうことがあります。
だからこそ札幌クラーク治療院では、痛みのある患部には直接触れません。
当院で行っている『董氏楊氏奇穴(とうしようしきけつ)』という遠隔鍼治療では、手や足にある特定のツボにアプローチします。 手足のツボに特有の「ズーン」とした響き(刺激)を与えることで、脳と自律神経にダイレクトに働きかけます。さらに、鍼の刺激には神経反射によって「血管を拡張させる物質」を分泌させる働きがあります。 この作用により、高ぶっていた交感神経が落ち着くだけでなく、ストレスでギュッと締まっていた血管が物理的に大きく開き、全身に豊富な酸素と気血がスッと巡り始めるのです。
👉 あわせて読みたい:自律神経の乱れや疲労は、しびれだけでなく「重い肩こり」や「舌の状態」などにもサインとして現れます。「夕方になると体が鉛のように重い」という方はこちらも参考にしてみてください。夕方になると肩が鉛のように重い…札幌の寒暖差と「真っ白な舌」が教える自律神経疲労型・肩こりの正体

まずは「体からのアプローチ」で迷いを断ち切りましょう
精神的なストレスをゼロにすることは、現代社会では難しいかもしれません。 しかし、「体からのアプローチ」によって自律神経を整え、ストレスに負けない巡りの良い状態を作ることは十分に可能です。
「私のしびれも、自律神経の乱れからきているのかも…」 そう感じて不安になっている方は、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。 脈や全身の状態から根本的な原因を見極め、あなたの体が本来持っている「巡る力」を取り戻すお手伝いをさせていただきます。なんだかんだで、体は正しい環境さえ整えてあげれば、しっかり応えてくれるものです。
一緒にこの悪循環を断ち切りましょう。ご相談は24時間WEB予約よりいつでもお待ちしております。

よくある質問(FAQ)
Q. ストレスが原因と言われましたが、本当に鍼灸で良くなりますか?
A. はい、良くなる可能性は十分にあります。「ストレス」という目に見えないものを直接消すことはできなくても、鍼灸によって自律神経を整え、ストレスによって引き起こされた「血流低下」や「筋肉の過緊張」という”体の物理的なエラー”を解除することは可能だからです。
Q. 痛い場所(患部)に鍼を刺さないのはなぜですか?
A. 痛みやしびれが出ている場所は、神経が過敏になり炎症を起こしている状態です。そこに直接刺激を入れると、防御反応で余計に緊張してしまうリスクがあるため、当院では患部から離れた手足のツボを使い、安全かつ効果的に全身の巡りを整えます。
Q. 施術中、手足のツボへの刺激は痛いですか?
A. 患部をグリグリと刺激するような痛みはありませんが、当院の鍼は「ズーン」と重く響くような独特の感覚を伴います。これは滞っていた気血が巡り、神経系にしっかりと作用している大切なサインです。
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