本日は手のしびれについてです。
足がしびれるということはよく耳にするものであれば、
正座をしていると足がしびれた。
というものが多いと思います。
ですが、手がしびれるというのはどういうことなのでしょうか?
実際に患者さんや知り合いの方からよく
「いやぁ最近手がしびれることが多いんだよね」
「ここ数年手がしびれるんですよね」
「小指がしびれるんですけど大丈夫なんでしょうか?」
という声をよく耳にします。
基本的には【意外と悩んでいる方の多い、シビレの原因と対策とは?】で書きましたが、
血管、血液の流れや神経の問題によってしびれることがあります。(詳しくは前回の記事を参照してください。)
その中でも手のしびれですが、これは問題がある場所がある程度は絞られてくることが多いです。
実際には検査をしてみて、それを判断していきます。
身体の4か所の状態
多いところとしては関節、その周りの筋肉の問題です。
首
首を前後に倒す
首を左右に倒す
首を左右にねじる
などの際に痛みや違和感を感じる。
もしくは左右差がある。
肩
肩を動かすと痛い。
右と左で腕の上がり方が違う。、もしくは上がらない。
首に手を回すのがきつい。
腰に手が回らない。
肘
気づくとつらくていつも肘回りを触っている。
肘がしっかりと曲げ伸ばしできない。
手首
手首が痛くなる。
曲げ伸ばしがスムーズにできない。
コップを保持できない。
などがあげられます。
実際に臨床上見ていて多いものは首と肩周りの問題が多いと感じます。
なので、首は首の骨、肩であれば肩甲骨に問題があり、
首の骨や肩甲骨の位置が良くなくて、手のしびれが出るものが多いです。
実際に何の位置が良くない?
実際に位置が良くないと言われてもイメージが付きづらいとは思うのですが、
分かりやすく言えば、
猫背で背中が丸まっている
横からみると背中が丸まってしまっている。
頭が前のほうへいってしまっている。
肩が巻き込んでいる
肩の巻き込みが強い。
胸の前が痛くなる。
肩甲骨の間、背中がいつも同じ場所がつらい。
腕が外に開きづらくなっている
深呼吸の姿勢にして腕を開くとひっかかる、もしくはしっかりと開けない。
呼吸がしづらい。
手を外に返すと体がつっぱる
手首を外へ返す際に手の甲が体幹につけられない。
外へねじると痛い、もしくはつっぱりがある。
首というより頭の位置が前にいってしまっている
ストレートネックと言われたことがある。
アゴが浮いてしまう。
などが分かりやすいかもしれません。
普段の使い方の偏り
日常の使い方によって体の偏りがでることも多いです。
子供を抱っこすることが多い。
抱っこをする際にいつも同じ側で抱っこをしている。
抱っこの時に腰の骨、骨盤にひっかけて抱っこをしている。
いつも同じ側の腕だけを使っている。
どうしても利き腕が多用することにはなるが、
更にいつも片方だけに負担をかけている。
もしくは力仕事をしている。
継続的に使い続けていることが多い。
重たい物がいつも同じ側の肩にかかっている。
肘に引っ掛けてバッグを持っていることが多い。
いつも同側のほうでバッグを持っている。
たすき掛けはいつも同じ方向になっている。
リュックサックが気づくと左右のベルトの長さが違っている。
というのも多いです。
同じ姿勢が長時間続いてしまう
デスクワークなどがどうしても長時間ある方や
前傾姿勢で作業をすることが多い方などは
上記のような姿勢になりやすいため、
どうしても手のしびれが出やすい環境が整ってしまっています。
昨今ではコンピュータを使う機会が非常に増えました。
デスクワークだけでなく、スマートフォンの普及により、いつも姿勢が悪い状態が日常的に続いてる方は周りを見てもらうと非常に多いはずです。
手のしびれはそのまま放置しておいても治ることは少なく、
しっかりと根本的に手のしびれをなくしていこうと思った場合は、体の骨格、姿勢から正していく必要があります。
筋肉を緩めたり、ほぐすことのよっても改善がみられることもありますが、一時的であり、
そもそも筋肉が緊張するような姿勢を治していかない限り、なかなか改善しないケースが多いです。
なので、札幌クラーク治療院では、手のしびれを改善したい場合、手だけを見るのではなく、しっかりと体全体のバランスや歪みを見ていきます。
中には首や肩だけでなく腰や骨盤に問題があって出ているケースは臨床上少なくないです。
木を見て森を見ずとはよく言ったものので、必ずしもその箇所に問題が出ているとは限りません。
(正直手のしびれに限らず、肩こり、頭痛、腰痛も患部以外に問題があって出ていることが非常に多いです。)
もし手のしびれについてお悩みの方は放っておくのではなく一度、札幌クラーク治療院に相談しにいらしてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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